ゲンシツウ─あざろぐ。

作家のひえらるきぃの底をふよふよ漂う、『aza/あざ(筒示明日香)』のブログ。

安心してください。あおそら、完結ですよ。

 
間に合いました!

昨日あおそらこと「あおの、そら。─ Limited blue. ─」に最終章「.キュウ / 養花天。」完全up、本編完結致しましたー!

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掲載開始から幾年。ああ言う結末になりましたが、お読みいただいている皆々様は如何でしたでしょうか。



元から結末の大筋は決まっていました。未読の方のため、多くは語りませんが。

他国間の戦争に他人事みたいにしている世界で、形だけの軍国化。最近ちょっと現実味を帯びた設定ですが、考えたのは遥か昔の十代でした。

“もし大戦が勃発しても、きっとこの国は戦争出来ないなー。だって養豚場や牧場のようだもの”と思った十代。

言い方は悪いですけど、私はこう思ってました。

先人が遺してくれた、負けたゆえに手に入れた平和。そこに、どっぷり浸かる戦争を知らない世代。

戦う必要が無いから、戦わない、この選択が出来るしあわせ。

そりゃあ小競り合いなんかはしょっちゅうでしょうけれども、大量に命が失われる事象は、終ぞ災害以外無い訳です(人災は災害に含む)

私も戦争は嫌いです。戦時の記録に触れるたび腹の底が冷える気がした。

多分恐怖だと思う。

だから、戦争しないのが一番で、でも世界情勢は変わりつつ在って。

香助と邑久が討論してましたよね。

力が在るから戦うのか。
戦わないために力が要るのか。

でも力が在ったら絶対争うし。
力が無ければ潰されるし。

難しいですね。

あおそらはそう言う戦況下に置かれた、一人の、生まれながらに補助を位置付けられた脇役気質の少年が、挫折する話です。

どっち付かずでいたら失うものが在って。
決めてもやっぱり失って。
それでも、と思いながら、更に失って。

最後には打ちのめされて涙目みたいな、そんな話。

未読の方で興味を持たれた方は是非。



私の作品はこんなんばかりやなぁ←

 

 

 

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